友人に素敵な蕎麦屋があると誘われて
富山の片田舎にある蕎麦屋に行ってきました。
その蕎麦屋は
砺波平野の田んぼの中にあって
気を付けないと通り過ぎてしまいそうな佇まい。
おおきな一枚板のロングテーブルと小上がりが2つ。
ご夫婦で営業されている。
店内は平日の昼も過ぎているというのに満席。
ご主人が蕎麦をつくって
おかみさんが配膳とサービスをするには
ちょっとキツそうだなと感じたけど、
お客様はみんなニコニコと蕎麦を口に運んでいる。
何よりご主人とおかみさんの掛け合いが素晴らしい。
お客様の状況をキャッチボールしながら
お互いに「ありがとう!」っていう
掛け合いが
とっても気持ちよくて素敵なのだ。
忙しいからこそ、意識したい気持ちがある。
「おもてなしの心」。
忙しいと、
どうしても自分本位になる。
自分の都合やお店の都合が
いつの間にか優先になってしまって、
できない理由が先に出る。
そんなときは
山ほどある飲食店の中から
わざわざ当店に来てくださるお客様に
感謝の気持ちを添えて
とびっきりの笑顔でおもてなししよう。
同じ料理を何皿とつくっても
お客様にとっては自分のひと皿。
ひと皿ひと皿に
しっかり気持ちを込めよう。
チームにも感謝しよう。
自分の仕事はしっかり取り組みながら、
それをつないでいく時、
バトンタッチするとき、
相手がいかにスムーズに仕事ができるかをあらかじめ
考えながら仕事をしよう。
そして
「ありがとう。」と言葉に出そう。
そんなふうに教わった気持ちになりました。