ドルチェ・カンパーニュでは、オープン当初から人気の定番メニューでさえ、おいしさを追求し、グラム単位で改良を重ねている。
パティシエのこだわりがつくる、ほっとする味と雰囲気。それこそが、ドルチェ・カンパーニュが町の洋菓子屋さんとして愛される理由だと感じた。ドルチェ・カンパーニュのパティシエの坂本さんに話を伺いました。
Ⅰケーキづくりの姿勢
すべてにおいて誠実・丁寧でありたい
坂本さんが仕事で大切にしていることは何ですか?
丁寧な仕事をするということです。 当たり前のことなのですが、製造面はもちろんのこと、お客様への応対や電話での対応、スタッフ間のコミュニケーションなど、すべてにおいて誠実・丁寧でありたいと思います。 そんな仕事を積み重ねることで、毎日が「今日が一番の出来!」と、思えるようになると考えています。
Ⅱパティシエとしてのこだわり
看板商品のショートケーキも
美味しさを追求し向上し続けています
坂本さんのこだわりとはなんですか?
品質の安定と向上です。 ショートケーキはドルチェカンパーニュの看板商品の一つですが、私の知る限り今の形で3代目になります。2代目までは、3層のスポンジ生地に2層の苺・生クリームでサンドされていましたが、よりふわふわ生地を味わっていただきたいと思い、厚めの生地に苺と生クリームを挟んだ今の形となりました。 いつ食べても飽きのこない美味しさ、ホッとする味、そして新しさ、これらを日々意識して更新し続けながらお菓子を作っています。
Ⅲ町の洋菓子屋さんとして
生き生きとした笑顔でお客様を迎えたい
坂本さんのこれからの目標を教えてください
若いスタッフにこの仕事の面白さを伝えて自発的に色々なことにどんどん挑戦してもらい、私自身もその刺激を受けて活気溢れるお店作りをしていきたいです。「地域に根ざした町のお菓子屋」として、いつでも生き生きとした笑顔でお客様を迎えられるように、皆で意見を出し合える環境作りは大切だと思います。