商品力

vol.22 - 2019.2.02

 

 

以前から憧れていたその焼き鳥屋さんは、

もう開いた口がふさがらないくらい圧倒的だった。

 

 

客席6席の煙モクモクの店内は

お世辞にも居心地がいいとはいえないけど、

クールでシャイな大将が

まるで宝物のように見守りながら

じっくりと

丁寧に、丁寧に、焼き上げる名古屋コーチンは、

ピカピカのピンク色で肉厚でプリプリしてて

一般的なそれと比べると2倍くらいの大きさがある。

 

 

前歯でそっと口にほおばると

香ばしい香りが鼻からぬけて幸せいっぱいになる。

 

 

目の前で繰り広げられる大将と焼き台の上の鶏肉とのやり取りは

まさしくエンターテイメントであり、

焼き鳥とコミュニケーションを取っているかのよう。

 

 

圧倒的な商品力。

参りました。