以前から憧れていたその焼き鳥屋さんは、
もう開いた口がふさがらないくらい圧倒的だった。
客席6席の煙モクモクの店内は
お世辞にも居心地がいいとはいえないけど、
クールでシャイな大将が
まるで宝物のように見守りながら
じっくりと
丁寧に、丁寧に、焼き上げる名古屋コーチンは、
ピカピカのピンク色で肉厚でプリプリしてて
一般的なそれと比べると2倍くらいの大きさがある。
前歯でそっと口にほおばると
香ばしい香りが鼻からぬけて幸せいっぱいになる。
目の前で繰り広げられる大将と焼き台の上の鶏肉とのやり取りは
まさしくエンターテイメントであり、
焼き鳥とコミュニケーションを取っているかのよう。
圧倒的な商品力。
参りました。